香典返しをもらったときのお礼とマナー

香典返しとは、通夜や告別式に参列した方が持ってきてくれた香典に対するお返しの品として喪主から送られてくるものです。

本来、香典返しは忌が明けてから(四十九日が過ぎた頃に)忌明けの挨拶状とともに送られてくるものですが、最近では葬儀の当日に香典返しの品を参列者にお渡しして持って帰ってもらうことも多くなってきました。



香典返しが送られてきたら

香典返し

香典返しが受け取ったときには「ありがとうございます」などのお礼はしないのがマナーです。これは二度とあってほしくない不幸に対してお礼をするのは失礼にあたるという考えからです。

香典返しが郵送されてきた際に受け取ったことを伝えたいのであれば、手紙かはがき、または電話で先方に近況を尋ねつつ、「ご供養の品はたしかにいただきました」などと香典返しが届いたことを伝えます。このときも「ありがとうございます」とは言わないように気をつけます。