通夜振る舞いの席で失礼にならないためのマナー

通夜の読経・焼香の終了後に、ご遺族が通夜に訪れた弔問客を別室に通して、料理やお酒を振る舞うことを「通夜振る舞い」といいます。

通夜振る舞いとは、弔問客に対するお礼であるとともに故人と共にする最後の食事ということで故人を供養するという意味もあります。

地域によっては親族のみで通夜振る舞いを行うところなどもありますが、通常はご遺族から声をかけられた場合はできるだけ参加するようにします。ただし、ご遺族から勧められてもいないのに通夜振る舞いの席につくのはマナー違反なので気をつけましょう。



通夜振る舞いの席でのマナー

料理を口にすることが供養となるので、参加する場合は一口でも箸をつけます。

通夜振る舞いは1~2時間程度で終了になりますが、故人やご遺族とそれほど関係が深くない場合は長居せずに「お先に失礼します」と挨拶して早めに退席します。

通夜振る舞いは、振る舞われた料理やお酒を飲みながら故人との思い出を語りあい、ご遺族の心を慰める場です。あまり故人と関係のない話は控えるようにします。

また、飲める人は出されたお酒を飲んでも良いのですが、くれぐれも酔っ払ってご遺族に迷惑をかけないように気をつけましょう。

通夜振る舞いでご遺族に声を掛ける場合は、忌み言葉にも気をつけます。

忌み言葉

通夜振る舞いでは故人を偲ぶ思いとともに、ご遺族を気遣う気持ちも大切にしましょう。